二宮整体とは
「整体」という呼び名の始まりは明治に生まれ、戦後に多くの方を手技により治療した野口晴哉先生の操法より始まっています。
それが「野口整体」と呼ばれる伝統的な整体技術になります。
ですので、それ以外の手技は本来の整体とは異なるものであり既に広まっていた「整体」という呼び名にあやかったものと言えます。
その「野口整体」の野口晴哉先生に師事し野口先生が創設された「整体協会」の理事長も務められた二宮進先生が創始されたのが「二宮整体」になります。
二宮整体の手技は「輸氣」と呼ばれる「手当て」を主とした整体技術になります。
手当てとは
例えば手をどこかにぶつけた時にその痛みにとっさに「痛っ」と反対の手でぶつけた箇所を抑えるといった反射的な動きがありますが、
これは無意識的で本能に根付いた行動であり、身体が必要に迫られ一番必要な処置をとっているという何よりの証拠でもあります。
これを療術の知恵として利用したものが「手当て」であり「輸氣」にあたるものになります。
子供の腹痛などに母親が優しくお腹に手を当ててさすってあげたり、「痛いの痛いのとんでけ〜」とやってあげるのが一般的に広まった代表的な手当てになります。
手がない犬や猫は舌で舐めることで「手当て」を行っています。
自身の打ち身や傷などだけでなく子供を癒やす時も「舐める手当て」をしていることがわかります。
二宮整体の施術とは
「二宮整体」ではボキボキしたり強く揉みほぐしたりではなく人間が本能的に求める「手当て」を「輸氣」という形で施すものになります。
病気や不調の原因の大半は生活習慣の間違い(身体の冷え、食べ過ぎ、身体の偏り、精神的ストレス)から生じています。それらのストレスから背骨、骨盤は影響を受け弾力を失い自律神経の乱れを招き、あらゆる症状を引き起こし更にそれを慢性化させます。
本来あるべき身体の状態に戻すには生活習慣を改めることと乱れから生じた脊椎の矛盾を整えることが病気や不調を迅速に、また根本的に改善する最良の方法と捉えています。
ですから、ただ一時的に痛みが引くだけの施術で本来の身体の状態に戻すことができていなければ再発したり別の箇所に不調が生じたりと根本的な改善とは至らない、となります。
人が自ら善くなろうとする働きである自然治癒力を正常に働かせる為の整体手技が「二宮整体」になります。